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経済学部 編入ブログ ~独学での攻略勉強法 教えます~

旧帝大の経済学部編入試験に独学で合格しました。あまり情報のない編入試験について受験生の方に情報を伝えられたら幸いです。

神戸大学 経営学部 編入試験対策(2)  試験対策

神戸大学経営学部を攻略するカギは科目選択にあります。

なぜなら、科目によって労力が異なるからです。
さて、それではどのように科目を選ぶべきか。
まずはこの2つの選び方です。

1、併願先と同じ科目を選ぶ
 一番おすすめなのは、このやり方です。例えば名古屋大を併願される方は結構いらっしゃるのですが、そういった方は名古屋大に近い経営学+マーケティング論や経済学+経営学という選択がおすすめです。
科目が少ない方が勉強の労力が減るからです。

2、得意科目で選ぶ
 現在すでに商学部経営学部に在籍されている方の中には会計学を選ぶと点数が取れるという方もいると思います。会計学を課す大学はそこまで多くないですが、会計が現在在籍されている大学で得意というならこの選択は賢い選択だと思います。


さて、このブログを読まれている皆さんの中には通っている学部が全く違う学部でどの科目も勉強したことがない、という方もいらっしゃると思います。
そんな方に私からおすすめの科目を教えます。

それは「経済学」+「マーケティング論」の組み合わせです!

・なぜこの2つなのか?
 まず前提として私はこの4科目を全て学習した経験があります。(それぞれ習熟度は異なりますが)
つまり、どの科目も知った状態で選んでいます。一応質の担保になるかなと思います。

1、経済学を選ぶ理由
 神戸大学経営学部は経済学の難易度がそこまで高くありません。らくらくレベルで解ける問題も多いです。
過去にはかなり難しい問題も出題されたことがありますが、そのレベルまで解ける受験生は多くないでしょう。このブログではこれまでにも全国の大学の経済学の対策について書いてきました。
神戸経営の経済学対策にかかる時間は他の難関大の半分ぐらいで済むと思っています。

加えて、経済学を選択すれば他の大学とも併願しやすいです。
以上「対策しやすい」「難易度がそこまで高くない」「併願しやすい」を満たしているため経済学をおすすめしました。

2、マーケティング論を選ぶ理由
 シンプルに範囲が狭く、短期間で完成しやすいからです。
加えて暗記がメインとなるため、数学に苦手意識がある人でも取り組みやすい科目だからです。

経営学会計学について
 経営学は対策がしにくいです。経済学よりも範囲があいまいになりやすく、加えて論述が多いため第3者の目が欲しいです。そのため、独学には不向きな科目です。さらに、編入に適した経営学の参考書が少ないことも理由として挙げられます。良い点としては経営学を課す大学は比較的多いことですかね。

 会計学は簿記の内容が含まれており、簿記に関しては充実しているのですがその簿記を除いた部分の対策が結構大変です。また、会計を課す大学は少なく、0から勉強してく上であまりうまみがないです。
唯一大阪大学で会計選択を考えられている方は選択するのもありだと思います。


さて、それでは対策について書いていきます。
1、経済学
 経済学の勉強法はこれまでこのブログで紹介してきたやり方と同じです。
まずは「らくらく」シリーズをやっていきましょう。ぶっちゃけっていうとこれだけでも結構戦えます。

  

この3冊の内容はしっかりとやりましょう。
さて、次に計算問題でこれだけだと少し心もとないですし、時間的にも余裕があるので追加で問題集をやります。
おすすめは経済編入最短攻略問題集です。この本の★マークを除いた部分をやるだけで合格点が取れると思います。

 

noteでも売られており、noteの方が安いので形式を気にしないという方はnoteを買った方がコスパがいいのではないでしょうか。
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正直これだけで対策は終わります。後はTOEICの点数を上げたほうがよいと思います。

2、マーケティング
 マーケティング論は神戸経営ぐらいでしょう。他は経営学という科目で出題されていて、その一部という印象です。
で、このマーケティング論めちゃくちゃお得です。範囲が狭いですし、数式もないので数式アレルギーの方にとっても勉強しやすいです。
そして、やっていく本は1冊です。

神戸大学経営学部の編入試験は明らかにこの本をもとにして作られています。正直この本だけは絶対に買わなくてはいけません。
というか、他にマーケティングの本があまりないので文句を言っていられないというのもありますが(笑)
この本を徹底的にやれば合格できると思います。

もし、追加でやりたいという方はマーケティング検定の2級を勉強しましょう。マーケティング検定は持っていても就職で有利になるといったことは特にないので、受験する必要はありません。
普通に参考書だけやっておきましょう。あとはマーケティング戦略もおすすめです。
 

用語の定義を聞かれることが多いので、用語の定義をさっと書けるようにしておきましょう。

マーケティングと経済学のセットなら0からはじめても3か月ほどで合格点に到達することができると思います。

3、経営学
 経営学を選択したい!という方のためにも対策を書いておきます。
まずやるのは、経営学受験者の間ではほぼみんな持っている公務員試験用の参考書です。これらの本をまずは徹底的にやりましょう。
Vテキスト経営学とスー過去どちらがいいですかと聞かれることもあるんですが、どっちでもいいです。
他に経営学の本をやっていく上で経営学の知識は揃っていくからです。

 

とりあえずこの2冊における目標は重要用語を抑えることです。経営学ではどこの大学でもそうなのですが、用語の意味を書かせる問題が頻出です。
一つ注意なのが、選択問題として解かないことです。編入試験では記述として出題されるので、記述をやっていくようにしましょう。

よく「大学4年間の経営学が10時間でざっとわかる本」を勧められている方もいるのですが、正直内容が薄すぎるので編入受験生はやらなくていいです。

さらに、他の本もやっていきましょう。
経営学入門キーコンセプトと経営学検定 経営学の基本です。
どちらも網羅性が非常に高く編入試験とも相性が良いです。
先ほどのVテキストやスー過去を補う形で使ってください。

 

最後に仕上げとしてケース問題の対策をやっていきます。ケース問題とはこのケースの場合どう対応するべきかといったことについて記述する問題です。
使うのは「経営戦略全史」と「経営組織」の2冊です。
  

経営戦略全史はマンガ版もあるのですが、マンガ版はどうしても内容が薄くなってしまうので紹介はしません。
とりあえずここまでやれば経営学は完成すると思います。

4、会計学
 会計学で最初にやることは簿記です。簿記はとっつきにくいという方も多いですが、借方と貸方どちらに該当するかを意識すれば絶対にできるようになります。
簿記は2級までやるべきという人と3級までで十分だという人の2つに分かれます。現在編入試験の認知度が上がってきていることを考えると、2級までやることをおすすめします。
実際会計を選択される方は商学部経営学部の出身者が多いのですが、2級まで持っている方が結構いらっしゃいますので2級まで持っていないと出題されたときに太刀打ちできないという問題点もあります。

簿記の参考書および問題集はぶっちゃけなんでもいいです。
参考書、問題集ともに超充実しています。勘定項目は最初多すぎて混乱すると思いますが、何度も問題を解いていくうちに慣れると思います。
とにかく簿記は問題集は適当に買ってその問題集を少しでも早く完璧にするというのがよい戦略です。

  

次にやるのが財務会計講義です。

会計で合格した編入生の方に話を聞くとこれだけで合格点に行くとのことです。というか会計選択の人はほぼ持っている気がします。
それではここらで会計対策を終わりにします。


さて、それでは以上4科目を紹介してきました。
神戸大学経営学部は20人の合格者を出してくれる編入受験生に非常に親切な大学です。迷っている方はぜひ受験しましょう!

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