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経済学部 編入ブログ ~独学での攻略勉強法 教えます~

旧帝大の経済学部編入試験に独学で合格しました。あまり情報のない編入試験について受験生の方に情報を伝えられたら幸いです。

九州大学 経済学部 編入試験対策(3) 小論文Ⅱ+数学

 前回紹介した「小論文Ⅰ」は必修なので全員解かなくてはならないのですが、この「小論文Ⅰ」の次に課される試験は「小論文Ⅱ」と「数学」からどちらか1科目を選ぶ必要があります。
圧倒的に「小論文Ⅱ」を選ぶ人が多いです。

最初にどちらを選択すべきかです。数学はめちゃくちゃ難しいですが、独学には向いています。
とはいえ、このブログを読んでいる方は文系の方が多いと思います。数学の方がどうしても小論文Ⅱより得点率が低いとなるなら迷わず「小論文Ⅱ」を選んでください。小論文Ⅱを選んで合格した方、数学を選んで合格した方それぞれ知っているのでどちらでも合格できます。

それではそれぞれの対策について書いていきます。
1、小論文Ⅱ
 こちらも英語の試験です。先ほどの小論文Ⅰと同じ対策というか小論文Ⅰの対策がそのまま小論文Ⅱの対策になります。
ちなみにこちらの方で注意する点としては先ほどの小論文Ⅰよりも経済的な要素が含まれることです。
なので経済学の本を簡単にご紹介しておきます。ちなみに計算はやらなくてもいいかな・・と思っています。
    
これらの本を2~3回通読してみてください。特に重要なのが用語です。後ろに索引が載っているのですがそれらを英語で言うとなんていうのかな?というのを一つ一つググってみてください。かなり対策になりますよ。
あとは経済系の本を中心に洋書を読んでいきましょう。なければ別に普通の洋書を読むだけで対策になります。
過去問についてはメルカリで転がっているのを見たことがあるのでメルカリを監視しておけばいいのではないでしょうか?

2、数学
 九州大の数学は神戸大よりも難しいです。おそらく最難関です。内容は「線形代数」と「微分積分」です。
いつも通り高校数学の復習から入りましょう。
計算ができることと後簡単な理論を知るようにしましょう。

その後白チャートと黄チャートで補強しましょう。数学Aと数学Bはやらなくていいです。重要なのは代数分野です。データの分析とかは飛ばしていいです。あと文系の方で知らない人もいると思うのですが数学Ⅲでsin,cos,tanの微分をやったりすることもあります。なので対数とか三角関数の部分も勉強しておきましょう。
  

  

  

やりずらいと感じたらマセマシリーズでもいいと思います。とりあえず高校の理系レベルの微分積分をちゃんと習得しましょう。
あと数学Ⅲの複素数平面や式と曲線は飛ばしていいです。時間が大事なので

そしてこれらをやったらいよいよ大学数学の対策にうつります。
最初にやるのは石村先生の本
  

これで基礎は大丈夫です。学校の期末テストとかならこの本でも乗り切れるところもあります。
その次にやるのがマセマのキャンパスゼミシリーズです。
  
そしてもっと発展的なことをやっていきましょう。
  

これらをやればとりあえずは大丈夫だと思います。大学院の数学?と思った方もいるでしょうが、編入試験と大学院の入試は結構重複するところが多いです。実際に編入合格者の中には大学院の入試問題を解くことを勧める方もいます。
私も大学院の問題を解くことは対策になると思います。
とはいえ、私はすべての試験で大学院の試験は解いていなくても合格できたので優先順位は低いです。

※東北大および神戸大での対策でも触れましたが、現在「編入数学徹底研究」の出版社が廃業するそうです。なので、他の参考書を検討してみてもよいと思います。もしくは「小論文Ⅱ」すなわち英語を選ぶことを勧めます。

 

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